20th Knock! : フォローアップ「イラレでWebデザインしても嫌われないデータ作成術」

フォローアップ コメント



矢部でございます。IllustratorでのWebデザインに関心を持たれている方が、身近なところにも多くいらっしゃることが何よりも励みになりました。やっぱりDTPを経てWebもやられる方は、Illustratorが手に馴染んでますよね。

今回はIllustratorでWebデザインをするときの注意点として、「エッジのボケ」にフォーカス。エッジがボケないようにするためのTipsを紹介しました。かなり基本的なポイントばかりです。たったこれだけで、ボケの大半は回避できます。そしてHTML実装担当者のイライラもかなり解消されます。

でも、結局のところはデザイナーとマークアップ担当との協力関係が大事です。人と人なので、お互いの歩み寄りですね。「Webデザインではこうして欲しい」と上手く伝えること。それが双方がいい仕事をするための鍵なんだと考えています(上手くです、一方的に押し付けたらケンカになりますよ)。

ベクター画像に注目が集まっている今こそ、WebデザインでのIllustratorの地位向上(汚名挽回?)していきたいですね。

いただいた質問・ご意見など

Illustrator CS3からIllustrator CCにアップデートするメリット

セッションでも紹介した「ピクセルグリッドに整合」はCS5から搭載された機能です。CCには「CSSプロパティ」というパネルが追加されました。オブジェクトの色や線の太さ・テキストのサイズなどをCSSとして取り出せます(CSS3対応)。

Web向けの機能以外にも、機能強化やバグフィックス(おかしな仕様の修正も含めて)がされています。パソコンを買い替える際には、最新OSへのアプリ対応も必要。マシンパワーを活かせる64bit対応もされています。

CS3は2007年発売、最初のiPhoneがアメリカで発売された年です。スマホ・タブレットの台頭など、この6年でWebを取り巻く環境も大きく変わりました。最新のCCからはパッケージ版はなくなり、課金制に移行(賛否両論ありますが)。私は「月額5,000円で最新のAdobe製品群が使えるライセンス」は、検討に値すると思います。

SVGの話、聞きたいです

ありがとうございます。何かの機会にご紹介できればと思います。

ビデオ / スライド資料


セッション情報


「20th Knock!」 2013年12月の勉強会(通算20回目)
日時 : 2013年12月6日(金) 19:30〜21:30
会場 : b-nest 静岡市産学交流センター 演習室2

イラレでWebデザインしても嫌われないデータ作成術

Web向けベクター画像への再注目と、Fireworksの開発停止によって、「IllustratorによるWebデザイン」という可能性は無視できない状況になっています。ですがマークアップ(HTML実装)の現場では、aiファイルは毛嫌いされています。両者が歩み寄れる着地点はないものでしょうか。

本セッションでは、「マークアップの現場に受け入れられやすいWebデザイン用IllustratorデータTips」を紹介。デザイナーもマークアップエンジニアもハッピーになれるイラレLifeを追求していきます。

また、DTPを主戦場にされているデザイナーさんが、Webデザインをするときにも参考になるかと思います。

スピーカー : 矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。


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